連日のショーと

11/10

朝早くから大学に行った。2.3限の授業を受けたが、今日もインターネットに興じてしまい3限はあまり聞いていなかった。特に何もなく特に何もなく、俺は東大路通を眺めながら人々の生活を想像していたようなそんな日だった。家に帰って、23時からの練習に向けて様々なタスクをこなしていったが、連日のショー(3日に2回)の疲れからか失神するように机で寝てしまっていた。気づけば1時前。1日を無駄に過ごしてしまった気がした。

 

11/11

ポッキーの日、ベースの日なんてことはインターネット散策の結果わかったことで自分も意識していなかったし、自分の周りもそんなこと気にしていなかった。

授業を終えて彼女と会った。何気ない言葉で悲しませてしまった。当たり前だけど表に出てくる情報なんてその人のほんの少しでしかないのだなと反省。

帰って余物のカレーを食べた。食べて、また気絶してしまった。22時ごろに目が覚めて、時間を無駄にしてしまった、と悲しくなる。悲しいまま再び眠るのは嫌だったので音楽を聴きながら散歩をした。寝たのは2時くらいだった。

 

11/12

久しぶりに外食でもしてやろうとバーガーキングに行った。度々そこにはいくのだが、前より明らかに高くなっている。悲しいが仕方がない。「仕方がない」というのは日本人だけが持つ概念だと言っていたおばあちゃんのことを思い出す。味は変わらず美味かった。

午後はずっとバイトだった。初めてアカペラ(ハモネプみたいなやつ)をしっかり見たが、声が全てなだけあってケア、練習をきちんとやっていた。バンドマンは舐めている。主催のグループは昔ハモネプに出て一躍有名になり、現在は社会人をしながら活動しているらしい。社会人をしながらライブで人を集められるというのは私の理想でもある。素直な尊敬を抱く。そのグループの中で出会った先輩後輩はグループ内恋愛をし、結婚したとMCにて。グループ内恋愛が成就するパターンを初めてみた。俺がグループの一員だったら練習の度に(こいつら昨日もセックスしたのか…)と思っているだろうな。

いつもよりも早くバイトが終わった。ので川に行って歌を歌った。我々の曲をライブで見た大人からの指摘を受け、もっと歌メロの強度を強めなくてはいけないという課題が見つかったので、個人的に歌メロが強いと感じる曲を歌って体に染み込ませようとした。そして人前で弾き語り(路上ライブ)なんてしてみようかしらんとも思ったのだが、やはり、弾き語りは、ちょっと怖い。ので暗い川沿いで一人歌うにとどまった。いつかは路上ライブもしてみたい。

 

11/13

朝からずっと雨が降っている日だった。久しぶりに本を読んだ。「深夜特急」、本は貧乏人にとってはとてもありがたい娯楽である。百円くらいで買った古本も2週間くらい楽しめるし、また読み返すことだってできる。「深夜特急」のような旅行記はあまり読んだことがなかったがなかなか楽しい。月並みなことしか言えないが読者も旅を追体験できる。自分でその情景を想像するという過程が挟まることために、個人的には映像を見るよりも小説を読む方が「そこにいる」という感覚を得やすいと感じた。

本に飽きたので映画を見た。前から気になっていた「OLD」というホラー映画。なぜか人々が死んでいくという恐怖、閉鎖空間の中で精神を壊した人間が暴走する恐怖、2時間で人間の一生を追っていくヒューマンドラマの側面、SFホラー…というような様々な要素を持った映画でそこが個人的に面白いと思ったポイントであった。ご都合主義だというコメントも少なくなかったが、個人的にはあれくらいの終わり方がモヤっとしない心地よいエンディングだと思うのでそれも良かった。

音楽を聴いて、曲の原型をボイスメモに録った。昔のボイスメモを聞き返すと、なかなか良さげな原型が沢山あった。曲を作らなくては。