花束みたいな恋をした 実況(ネタバレあり)

アマプラで花束みたいな恋をしたをようやく見ました。見ながら描いたメモなので皆さんもぜひ映画を見ながら読んでください。

 

導入からコイツら(バカ2人)のことちゃんと嫌いになれた。コイツらとは絶対に仲良くなりたくない俺はコイツらと違うという前提のもとで視聴を開始。
二人はどこか変わっていてサブカルチャーが大好きで友達はいるけどどこか馴染めない(←こんな感じの設定、オタク慰めもうええて)二人がたまたま同じタイミングで終電を逃しなんやかんやで一緒に飲んで趣味が合うことに気づいてという。
主役二人のマイノリティ性、オタク気質を際立たせるためにモブを単純化しすぎサゲすぎだし、20分くらいで有村架純めんどくさい女すぎてもう嫌だし、何よりカラオケでクロノスタシスのデュエットをしてて本当に勘弁してください助けてくださいごめんなさいという気持ちになってしまった。
男の趣味がガスタンクを見に行くことでそれ自体は「ええやん!ええ趣味やん!」と思いながらコイツと同じことを絶対にしたくないと思ってしまって苦しい。と思ってたらオーサムシテークラブの女ボーカルだったり押井守だったりが出てきてなんか資本主義を感じてしまってカス。
告白のシーンになって二人が付き合うことになったけど自分の感情が凪すぎてビビる。キスシーンが来た。キス後「こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」と女。黙ってください。
中途半端なセックスシーンが入ってきて最悪すぎる。映画においてセックスシーンは全く入れないかもしくはガッツリ入れる(でかいセックス、BIG SEXって具合に)かのどっちかにしてほしい。エモに昇華するな。
やっぱ美大とか通ってる奴ってこういうキモすぎ人間がたくさんいるのかなというあるシーンを見て思う。Twitterでよく見る「バカでかい愛」さんのことをなんとなく思い出した、なんとなくです。
菅田将暉ナンバーガールのバンドTを着ていた。オタクくんなんだろうが他の人をバカにするオタクにしては浅いし自意識が中途半端じゃないか?その浅さ、んでもってサブカルに造詣のないモブ(マジョリティ)をバカにしちゃう浅ましさも含めて勘定にいれるとやけにリアルだ。
二人で暮らし始める。幸せなシーン。オルガン、ピアノの入ったメジャー調の曲がバックで流れる。俺メジャー調の曲嫌いなので全て悲しい曲にしてくれないでしょうか?バカが。
女の両親が2人が暮らす家に来る。父親がレコードの棚を見て「君はワンオクとか聞かないの?」「聴けます!あーはーはー🤡(愛想笑)」のシーン身に覚えがあって殺すとなった。聴けますじゃねーだろバカ。
サブカル好きはなぜどいつもこいつも猫好きなのか。俺も猫は好きだがこういう奴らがいるから猫好きと言うのが嫌なのだ。
そしてついにバカ(男の方)が就活を始める。「俺就活始まるよ」と言ったときの彼女の悲壮感、あれなんなんだろうな(MOROHA)?この映画登場人物みんな嫌いなのにところどころ身に覚えがあるのがマジでうぜー死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。てか俺そろそろ歯医者行かなきゃ。
バカ(女)も歯医者で働き始めるが同僚の女もキショい。いわゆる「女の嫌な感じのコミュニティ」が描かれていたがこれって本当にあるんかなぁ。
就職をして元々の夢を諦めるというかもともとの夢を忘れていってしまいそんで「アタシあの頃の男君が好きだったんだけど…」みたいなやつやめてよー。俺の未来になりそうすぎてやめてよー。
まあつまり労働はカス。きしょいねん。ボケが。
間間でオーサムシテークラブが出てくる。流れる時間の表現としてなんだろうが流石にこの映画電通感が凄すぎる。
次第にバカ(男)が生産性ニキになっていく。俺はコイツが別ベクトルで嫌いになっていくしさらに共感できないヤツになっていきコイツは何を言ってるんだと思うようになるが俺もこうなりそうで草。怖くて草。笑いとは防御反応である。←死ね
ホンマに腹立つ映画だわ。そもそもコイツらのこと嫌いなのに将来の自分を映し出してそうすぎて不安にさせてくるし嫌いな奴らなのに重なる部分は少なくないから多少なりとも胸が痛いし。なんかずっと不快。
久しぶりにキスシーンが来たぜ!ヒャッハー!
え〜キスシーンに音を入れないでください。繰り返しますキスシーンに音を入れないでください。「ヌチッ、ミチャッ」みたいな音で萎えます。おちんちんしなしなです。フリーズドライチンチンすぎます。
なんかケコーン式のシーンキタ!ふと思ったんですけど日本において天井の高いでけーチャペルでオルガンの壮大な音楽のもと誓いのキッス、あれギャグすぎませんか?
んで多分前のセクースシーンを経て互いに心動かないことが明確にわかってしまって式場で友達に「バカ(男)/バカ(女)と別れようかなと思って」とそれぞれ打ち上げ始める。「でもどうやって別れたらいいかわからなくて、5年以上使った携帯どう解約すればいいかわからなくてみたいな」という序盤の雰囲気を纏ったキショ例えが出てくる。そうそう、これだよこれ。会話の円滑化に寄与するでもなく面白いわけでもなく自分が他より優れていることを示すためだけの大してうまくもない尺稼ぎの例え。これだから俺はお前らが大嫌いなんだよなぁ、早よ往ねやと思えてよかった。久しぶりに共感ではなく嫌悪が勝って心から2人の不幸を願うことができた。この映画においてずっと嫌悪を応援していた俺からするとここが1番の激アツシーンだった。
ファミレスで別れ話する。ファミレスですんなよ。これ近くに座ってたら絶対気まずい。途中あの頃のバカ2人を彷彿とさせる若いカップルが「羊文学のライブに男さんがいるなんて思いませんでしたよ」と喋ってるシーンで最悪だった。俺が羊文学を聴けない理由がこのシーンに全て詰まってた。素晴らしい。その後も若いカップルの会話には長谷川白紙、さきやまそうし、ベイキャンプなどの単語が。出てきたやつ全部嫌いで凄かった。自分がこの映画に出てくるやつの逆(逆?)すぎてすごいと思った。そんな会話をしてたらバカカップルがめちゃくちゃ泣き始めて外に走って出ていってマジで若いカップル可哀想すぎた。流石に同情してしまった。
結局別れて最後2人はバイパス沿い(?)を歩く。「私こういうとき思い出そうとしてることがあるんだよね。ブラジルW杯でブラジルがドイツに負けたの知ってる?」「知ってる。インタビューでブラジルのゴールキーパージュリオセザールが…」ってうるせ〜。マジでコイツらずっとうるせーんだけど。コイツらの出す作家の名前はあんまりわかんなかったけど多分多少本好きな人らからしたら絶妙に浅いチョイスでイキってて恥ずかしい風に映ってるんだろうと思った。ナンバーガールのバンドT然り。
最終的には幸せに別れたんだろうが最後らへんに流れるメジャー調の音楽がやかましい。
終わった。エンドロールの音楽、やかましい。全体的にうるせーやかましーって印象の映画だった。なぜか「バカでかい愛」さんを思い出した。なぜか、わけもなく。
実況終了。

 

この文章を読んだ人が「批判してるお前も二人と同類やんけ」と言ってきそうなのですがそれに対して俺はバリアを張っているので受け付けません。はい、無敵。俺の勝ち。
皆さんも素晴らしい映画ライフを!ほなまた!